アハズ王の死後、その子ヒゼキヤが王となります。ヒゼキヤは父アハズとは変わって、主の目に適う歩みをします。ヒゼキヤは主の神殿の扉を開き、宮を清めて、礼拝を再開します。ヒゼキヤはまず祭司たちとレビ人たちを集めて、自分の思いを伝え、神殿を清め、整えさせます。祭司たちもレビ人たちも、自己推薦でその仕事をするようになったのではありません。彼らはその仕事を託されてきたのです。ですからまさにヒゼキヤは彼らが自分の選び、与えられた使命に生きるようにと励ましたのでした。
そして、神殿は清められ、賛美がそこに満ち、多くのささげものが献げられて、礼拝が回復しました。この時、歴代誌の記者は、「レビ人は、祭司たちよりも誠実に身を清めていた」と語ります。ヒゼキヤ王が立つまでは祭司もレビ人も暇だったと思います。けれども、礼拝が回復する時を信じて備えていたのはレビ人たちだったのです。