さて、主を畏れる善王であったヨシャファトのもとに大軍が攻めてきました。ヨシャファトも南ユダ王国の人々も恐れ、また民も怯えていたことでしょう。そのような中で、ヨシャファトは主を求めることだけを願い、断食を布告して民と共に祈ったのでした。ヨシャファトは、主の御前に信仰を告白し、主の御前に自らの無策で無力であることを告白し、ただ主を仰いで、助けを求めました。
その時、主は、レビ人ヤハジエルにご自身の霊を注ぎ、救いを宣言なさったのでした。それは主が共におられるという約束であり、主が戦われるという宣言でした。民は主を礼拝し、主を賛美します。戦いの前日からさながら勝利の祝賀会のようです。
そして翌日、ヨシャファトと民は軍隊の前に聖歌隊を先立たせて出発します。そして彼らが賛美を始めた時、主は勝利を与えてくださったのです。