ヨシャファトは、北王国イスラエルの王アハブと一緒に戦ったアラムとの戦いで、命からがらエルサレムに戻ります。アハブはこの戦いで死にました。しかし、主はヨシャファトを守ってくださいました。予見者イエフはアハブと共に戦いに出て行ったヨシャファトを糾弾します。けれども、その後のヨシャファトの歩みは、彼が主の前に悔い改め、また誠実に生きようとしたことを表しています。彼は民の中に繰り返し出て行き、民が主に立ち帰って生きるように指導していったのでした。
またヨシャファト王がしたもう一つの大きなことは、城壁で囲まれた町ごとに裁判官を立て、彼らに民を裁かせたということです。そのようにして彼は民が真実に生きるようにと国造りをしていったのです。しかし、そのような時に鍵になるのは裁判官として立てられた人々が民の前に立って、主の御前に誠実に仕事をするということです。権力を握ると自分勝手になったり、自分の私腹を肥やそうとしたりするものです。だからこそ、ヨシャファトは「主を畏れ、忠実に、誠実な心で」と語ったのです。