歴代誌下11章

また、祭司とレビ人に続いて、イスラエルのすべての部族のうち、イスラエルの神、主を求めようと心を定めた者たちは、先祖の神、主にいけにえを献げるために、エルサレムにやって来た。(16)

 レハブアムはエルサレムに戻ると、ユダの軍隊を集めて、ヤロブアムと戦って王権を取り戻そうとします。最初にヤロブアムを打っておかないと、二度とイスラエル全体をまとめることはできなくなってしまうかもしれません。しかし、レハブアムとユダの人々は、神の人シェマヤの言葉に従って、戦うことをやめます。行け行けで前に進むことが必要な時もありますが、主が止められるときには止まるべきです。勇気をもって止まったり、退いたりすることが必要な時があるのです。
 さてヤロブアムも神に立てられて、十部族をゆだねられたのですが、自ら金の小牛を作って民に拝ませたり、自分の好き勝手に祭司を立てたりしました。そのような中で、祭司やレビ人、また主を礼拝し、仕えていこうと心を定めた人たちは北イスラエルを離れてエルサレムに集まって来ました。そして彼らはレハブアムを励まし、支えたのでした。レハブアムの治世の最初の三年間、彼は主の御前に誠実な歩みをしていきました。