歴代誌下5章

そして、・・・「主は恵み深く、その慈しみはとこしえに」と主を賛美すると、雲が神殿、すなわち主の神殿に満ちた。その雲のため、祭司たちは奉仕を続けることができなかった。主の栄光が神殿に満ちたからである。(13~14)

 神殿の工事が終わりました。しかし、これで終わりではありません。神の臨在を表す契約の箱を神殿の聖所の奥の間、至聖所に安置しなければなりません。この神の箱は主を礼拝するためのご本尊というようなものではありません。その箱の中にはモーセが神の山ホレブで神からいただいた律法の刻まれた石の板が入っていただけです。イスラエルの民は「神の箱」とか、その箱の中にあった「契約の板」を拝んだのではありません。その箱が指し示していた主、イスラエルと契約を結んでくださった主を礼拝したのです。
 そしてレビ人たちが主を賛美した時に、主の栄光が主の宮を満たしました。それは祭司たちがその神殿で奉仕を続けられないほどでした。祭司たちが主をあがめ、賛美し、仕えるという以上に、イスラエルの主は、あまりにも聖なるお方なので、私たちが近づくことができないほどのお方なのです。