この二十六章には、まず神殿の門衛たちの組み分けのことが記されています。門衛とは主の宮の入り口に立って、警護をする人々のことです。決して派手ではありませんし、普段は目立たない働きかもしれません。しかし、彼らはいざという時のために備えていなければなりませんでした。彼らは勇者でしたし、「奉仕にふさわしい有能な者」でした。彼らは主の宮の門守として生きることを心から喜びとし、誇りとしていました。
そしてこの神殿の門衛として立てられた者の中に、オベデ・エドムとその一族がいたことが記されています。ダビデが最初、自分の町に神の箱を持ち込もうとした時、主が定められた手順に従わなかったために、ウザが打たれて死んだということがありました。ダビデは神の箱を一旦、このオベデ・エドムの家に預けたのでした。そして主は彼の家を祝福してくださいました。主を愛し、主に心から仕える家だったから、このような大切な務めを委ねられたのでしょうね。