歴代誌上24章

男性で頭となる者の数では、エルアザルの一族のほうがイタマルの一族より多いことが分かったので、エルアザルの一族は十六人の親族の頭のもとに、イタマルの一族は八人の親族の頭のもとに分けられた。(4)

 モーセの兄アロンは祭司の務めを与えられます。モーセのスポークスマンのような大切な役割を与えられていたとはいえ、アロンの生涯には、モーセの留守中に金の小牛を作るというとても大きな罪もありました。しかし、主はモーセのとりなしのゆえにアロンに与えられたその務めを彼に担わせられたのです。
 しかし同時に、その務めがとても重要で生半可な気持ちで負うことはゆるされないことは、アロンの長男ナダブと、次男アビフがその務めの中で裁かれて死んだことからも確かです。アロンの三男エルアザルと、四男イタマルがその働きを継いでいきます。ダビデの時代にはエルアザルの子孫の方が多かったようです。祭司たちはエルアザルの子孫を十六組、イタマルの子孫を八組に分け、全体を二十四組にして働きにあたりました。その中のアビヤの組の祭司の中から後にルカ一章のザカリヤが出ることになります。