歴代誌上5章

彼らは力ある勇士、名のある人々で、それぞれの親族の頭であった。しかし、彼らは先祖の神に背き、神が彼らの前から滅ぼされたその地の民の神々を慕って姦淫した。(24~25)

 五章ではルベン、ガド、マナセの半部族がまず取り上げられます。これらの部族に共通しているのはヨルダン川の東側に領地を得たということです。その地は家畜を飼うことに適していたので、彼らは自ら申し出てその地を与えられたのです。
 ただ同時にヨルダン川の東側の土地というのは、他国からの侵入を招きやすい土地でもありました。彼らが神に叫び求め、神に信頼して生きる間は彼らは大勝利を与えられ、力強く歩むことができました。しかし彼らが神に背き、他の神々を拝むようになった時、彼らは最初に捕囚の民となっていきます。聖書はそういう歩みを「姦淫」と言います。それは愛を注いでいてくださる主を離れ、他の神々を慕い求めることだからです。私たちを愛していてくださる主以上に愛する何かがあるときに、主がそれを「姦淫」と呼ばれます。神はそれほど真剣に私たちを愛していてくださるからです。