ダビデには何人かの妻がいました。そして妻たちはそれぞれ子どもを産んでいきました。そうなると誰がダビデの後継者になるかということは息子たち本人にとってだけでなく、その母親たちにとっても大きな関心事であり、自分の子が王になってほしいということはどの母親にとっても当然の願いだったことでしょう。
そのような中でダビデの後継者に選ばれたのは、バト・シュアとの間に生まれたソロモンでした。バト・シュアの子だっら誰でもよいということではありません。主は特別にソロモンを愛し、彼を選ばれたのです。バト・シュアはウリヤの妻でした。ダビデがバト・シュアを妊娠させ、その夫のウリヤを殺したのです。主の怒りを招き、主に滅ぼされても仕方のないところです。しかし、ダビデが悔い改めた時、主は彼の悔い改めを受け入れ、彼に赦しと回復を与えてくださったのです。まさにダビデの後継者がソロモンだったということにも主の赦しがいかに徹底したものであるかを思わずにはいられません。