ヨシヤ王は、民と共にエルサレムの神殿に上り、そこで神殿で見つかった主の契約の書を読み聞かせ、またこの律法の書を守り、その契約に生きることを決意します。
そしてヨシヤ王と民は、エルサレムの神殿から始めて、エルサレムの町全体、そして南王国ユダの町々、さらには北王国イスラエルの領域にまで出ていって、偶像を除き、偶像礼拝に用いられた祭壇を使えないようにしていきました。ヨシヤ王は心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、主に立ち帰りました。
ヨシヤ王の宗教改革については分裂王国の最初の時期に、北王国のヤロブアム王の時代に預言され(列王上十三章)、人々に記憶され、言い伝えられていました。ヨシヤ王は真実な歩みをしました。しかし、ヨシヤ王の死後は南ユダ王国は再び罪に陥り、国は滅亡に向かっていきます。ヨシヤ王の宗教改革も、人々の心の深いところの改革にはつながっていなかったのです。