列王記下19章

ユダの家に残り、難を逃れた者は 再び根を下ろし、上に実をつける。エルサレムから生き残った者がシオンの山から難を逃れた者が現れ出る。万軍の主の熱情がこれを成し遂げられる。(30~31)

 ヒゼキヤ王はアッシリア王センナケリブから遣わされたラブ・シャケの脅しの言葉を聞きます。そして衣を裂き、粗布をまとって、主の神殿に行き、また預言者イザヤに祈りの依頼をします。
 アッシリアの王はさらにヒゼキヤに脅しをかけてきます。それはクシュの王ティルハカが自分と戦うために出て来たという噂を耳にしたからです。そのためにもヒゼキヤを早く降参させたいと思ったのです。まさに事態は情報戦にもなっていました。ヒゼキヤはアッシリア王からの手紙を受け取ると、それを持って主の神殿に上り、また主に祈ったのでした。
 主はイザヤを遣わして、救いと勝利を約束してくださいました。イスラエルの救いと回復の約束が告げられました。「万軍の主の熱情がこれを成し遂げられる」。主は熱い愛をもってエルサレムを愛し、人が誰も予想しなかった圧倒的な勝利を与えようとしておられたのです。