南王国ユダでは、アザルヤ(ウジヤ)王の後、ヨラム、アハズと王位が手渡されていきます。アハズは主の目に適う生き方をせず、異教の習慣に従うことさえします。アハズの時代、北王国イスラエル、またアラムなどが連合を組んで、エルサレムに迫って来るということがありました。主は、アハズに対して、主に信頼することを求められるのですが、アハズのしたことはアラムの向こうに控える大国アッスリアにすりより、その助けを求めるということでした。ある意味、このアハズの外交的な働きかけがうまくいって、南ユダ王国は危機を脱します。しかし、アハズの決断はさらに大きな災いを招きかねないものでした。
アハズは偶像礼拝にはまり込んでいきます。そして、祭司さえもアハズの言いなりで、最も聖なる場所であるべき神殿が汚され、異教の祭壇が置かれることまで起こっていきます。