ヨアシュが王となった時、彼はまだ7歳でした。そのような幼い王が立てられた場合には、その後見人が誰かがとても重要になってきます。祭司ヨヤダと妻ヨシェバはまさにヨアシュの親代わりを務めたと言えます。ヨアシュは祭司ヨヤダの教えを守り、主の目に適う生き方をしたのでした。
ヨアシュがしたことの一つに神殿の修繕があります。ヨアシュは神殿の破損を修繕しようという志を与えられ、祭司ヨヤダに命じて、献金を受け取って、神殿を修理するようにと言います。しかし祭司たちは与えられた働きを果たすことをしませんでした。
ヨアシュ王は神殿の破損の修理を職人たちにまかせることにします。そして工事にあたる職人たちはとても忠実に与えられた仕事を全うしていったのでした。
しかし同時にそれに続く箇所では、ヨアシュが神殿にあった代々の王たちの献げ物をアラムの王ハザエルに渡したことが記されています。恐れが彼の判断を狂わせてしまったのでしょう。ヨアシュは家臣たちに討たれて死んだのでした。