預言者エリシャは、預言者の仲間の一人を呼びます。そして彼を将軍イエフに遣わし、イエフを北王国イスラエルの王として任命し、油を注がせます。そしてイエフにはアハブの家を除き去るという使命が与えられたのでした。そしてイエフは語られた主の言葉、与えられた召しをとてもまっすぐに受けとめます。
ちょうどその頃、北王国イスラエルの王ヨラムはアラムの王ハザエルとの戦いで負った傷を癒すためにイズレエルに戻っていました。そしてユダ王国のアハズヤ王はヨラムのお見舞いに来ていました。ヨラムとアハズヤは親戚でもあったからです。しかしイエフはヨラムを討ち、アハズヤにも傷を負わせ、イゼベルを死に追いやったのでした。アハブとイゼベルがイスラエルにもたらした罪、汚れ、偶像礼拝は、とても深刻なものでした。主はご自身の選ばれた国、その民をもう一度あるべき姿に立ち返らせようとしておられたのです。