イスラエルの北方にあったアラムという国にナアマンという将軍がいました。アラムは度々イスラエルに攻め込み、イスラエルを脅かしていました。そして実際、ナアマンの家にもイスラエルから捕虜として連れてこられた少女がいてナアマンの妻に仕えていました。ナアマンはとても優秀な将軍でした。しかし、ナアマンには誰にも言えない悩みがありました。それは彼の皮膚に規定の病とされ、イスラエルでは宗教的な汚れを意味し、周辺諸国でも恐れられていた病が発症していたのです。ナアマンは自分の家で仕えていた少女が語るイスラエルの預言者の話を聞いて、イスラエルにやってきます。そしてやっとエリシャのところに来たのでした。
エリシャは家の玄関に出てくることもなく、使いの者に、ヨルダン川で7回身を洗うようにと言わせました。ナアマンは最初は憤慨しますが、家臣たちに諭されて、エリシャの言うとおりにしました。その時、預言者の語ったとおり、彼の身体は清くされたのでした。