ソロモンの知恵は世界中に響き渡ります。そんな名声を耳にしたシェバの女王は多くの従者を引き連れ、贈り物を携えてソロモンの元にやってきます。シェバはエチオピア近郊だったとか、アラビア半島南部だったとか言われていますが、いずれにしても遠い国まで、ソロモンの噂が伝わっていたことが分かります。
シェバの女王はソロモンの元に来ると、自分が聞きたいと思っていた多くの問いをソロモンに投げかけます。ソロモンは彼女が持ってきたすべての問いに見事に答えたのでした。また、女王はソロモンの建てた建造物、出される料理、またソロモンのそば近く仕える人たちの姿に圧倒されます。ソロモンは、聞いていたものをはるかに越えていました。
女王はソロモンをイスラエルの王として立てられた主を心から讃えます。そしてどんなに主がイスラエルを愛しておられるかを思わずにはいられませんでした。そして又、ソロモンが誠実に王として仕えていることを認めたのでした。