神殿の至聖所に、神の箱が運び込まれました。モーセの時代からずっと幕屋の中に置かれていた神の箱が、ソロモンの建てたエルサレムの神殿におさめられたのです。そしてソロモンはイスラエルの民と共に、数え切れないほど多くのいけにえを主の御前にささげました。ソロモンも民も、とても大きな喜びと感謝のうちにそのことをしたことでしょう。その時、主の栄光が主の神殿に満ちました。雲が神殿を満たしたのです。シナイ山で主がモーセと語られた時にも、山は雲で覆われました。主イエスが変貌の山で姿が変わったときにも、最後には主イエスを雲が覆いました。それは主が、私たち人間が見ることも触れることもできないような聖なるお方であることをあらわしています。ソロモンはイスラエルの民を祝福し、また主の御前に両手を広げて祈ったのでした。主は、今日、私たちをその聖霊の宮とし、私たちのうちにも栄光をもって宿ってくださいます。