イスラエルの人々は、一度、ダビデを離れてアブシャロムを立てようとしました。そのような中でアブシャロムが敗れたことを受けて、ダビデの出身部族であるユダ族の人々も、その他の部族の人々も、もう一度ダビデを王として迎え入れようとします。しかし、ユダ族の人々と他の部族の間でいさかいが起き、ユダ族以外の人々はダビデの下から離れて、シェバというならず者に同調します。
また戦いが起きようとしていました。しかし、ダビデ王は将軍ヨアブを信頼できなくなっていたのかもしれません。ユダの人々を戦いのために召集する仕事を、アブシャロムの下で戦ったアマサに委ねます。しかし、ヨアブはアマサを暗殺してしまうのでした。ヨアブはこれで、イスラエルの力ある人々、アブネル、アブシャロム、アマサと三人の人たちを殺害したことになります。優秀な人物だったと思います。ダビデの王国を支えたことも事実です。しかし、彼はダビデの思いを受けとめ、その心を大切に受けとめて仕えることはできませんでした。