主はサウルにもう一度チャンスをくださいました。主はサムエルを遣わして、サウルにアマレクと戦い、すべて息のあるものを滅ぼし尽くすようにと語られたのでした。そしてサウルは出て行き、アマレクに対して大勝利をおさめます。しかし、サウルは神に従うことをしませんでした。彼は、つまらない、値うちのないものは滅ぼしましたが、良い物は惜しくなって、すべて生かしておいたのです。
主がそのことをサムエルに語られた時、サムエルは心を痛めて夜通し主に叫びました。そんなことも知らずに、サウルは自分の戦勝碑を立て、大勝利に酔いしれていました。サムエルがサウルを詰問すると、「主にささげようと思った」と言いわけし、また「民がそのことをした」と責任を転嫁しました。サウルの関心事は、自分のメンツを保つことでした。しかし主は、心して聞き、聞いて従うことを求めておられたのです。