ハンナは主に祈ったときに約束したように、与えられたサムエルが乳離れしたとき、彼を祭司エリのところに連れてきて、主にささげました。サムエルは主のもとで成長していきます。
サムエルを主の御前にささげたとき、ハンナは心から主を賛美します。「主のように聖なる方はなく、あなたに並ぶ者はいません。私たちの神のような岩はほかにありません。」と心から主をたたえるのです。このような神さまはどこにもおられないのです。そしてまたハンナは、主が弱い者、貧しい者を顧みて栄光の座に着かせてくださると告白するのです。悲しみ・嘆きの中にあって自分にも主は喜びを与えて下さったからです。このハンナの祈りは後にマリヤの賛歌にも影響を与えたとされています。主は、祈り、その誓いを果たしたハンナに他に男の子3人、女の子2人を与えてくださったのでした。そのような信仰の母の祈り中でサムエルは生まれ、育っていったのです。