次の日、ボアズは町の門に座り、ナオミたちにとって自分よりも近い親戚の人と町の長老たちに声をかけました。そしてボアズは長老たちを証人として、親戚の人に、エリメレクの畑を買い戻す責任を果たすようにと頼みました。畑だけではありません。ルツと結婚してエリメレクの名を残すという条件付きです。つまり、エリメレクの畑をその嫁であるルツと共にあがなうということでした。その近親者は畑はよいけれども、ルツまであがなうことはできないと答えます。そこでボアズは、長老たちの前で、自分がエリメレクの畑もルツも共にあがなうと宣言したのでした。
確かにルツはモアブの女であり、律法で言えば、モアブ人は何代たってもイスラエルの民に加えられることはないとされていました。けれども、どこまでも主にすがり、主とナオミに仕えたルツを主は祝福して、彼女の子孫からダビデ王が生まれ、主イエスが生まれることになったのです。