士師記20章

イスラエルの人々は主に問うた・・・「同胞であるベニヤミンの人々との戦いに、もう一度出陣すべきでしょうか。それともやめるべきでしょうか」・・・主は言われた。「攻め上りなさい。明日、彼らをあなたの手に渡す。」(27~28)

 イスラエルの人々はベニヤミンに属するギブアに攻め上り、ベニヤミン族と他の十一部族との間の戦いが起こります。イスラエルの民は主に問いながら戦いを進めたのですが、二度にわたってベニヤミン族に敗れます。イスラエル軍は四十万人、ベニヤミン族は二万六千人でしたが、一日目は二万二千人、二日目は一万八千が倒されてしまったのでした。
 聖書はイスラエルの人々は「主の前に座り込んで泣いた」と語ります。彼らは断食し、また主の御前にささげものをささげてもう一度主に問います。「もう一度出陣すべきでしょうか。それともやめるべきでしょうか」。主はそのようなイスラエルの民に対して勝利を約束してくださったのでした。
 イスラエルの軍隊は今度は伏兵を配置し、本隊がベニヤミンの人々を町からおびき出し、空になった町を伏兵が急襲したのでした。主は約束の通りに勝利を与えてくださいました。