ヨシュアはすっかり歳をとりました。ヨシュアは自分がこの世を去る日が近づいていることを自覚します。ヨシュアは主がこれまでイスラエルの民のためにしてくださったその恵みと、主の御言に対する御真実をもう一度思い起こさせます。イスラエルの民はなお、戦っていかなければなりません。戦いはなお続くのです。戦いをやめて、先住民たちと同化していくことはとても危険なことです。主はその罪と邪悪のゆえに先住民たちを滅ぼそうとしておられたからです。確かに人間的には彼らは強かったでしょう。しかしヨシュアはイスラエルの民を励まします。それは根拠もない気休めの言葉ではありません。主が戦い、主が勝利を与えてくださるからです。
そしてヨシュアは「ひたすら魂を尽くして」主を愛するようにと言います。主が語られることを形だけ行っていくということではありません。私たちの心の中に私たちを救ってくださった主への愛があるかどうかが問われているのです。