主はヨシュアに、モーセに命じておいた逃れの町を選ぶようにとおっしゃいました。ヨルダン川の東側に三つの町、西側に三つの町です。この「逃れの町」は故意ではなく、過失によって人を殺してしまった場合、その人が復讐者から逃れて逃げ込むことができるようにと備えられた町でした。この町に逃げ込んだ人は、正当な裁判なしに、復讐者に引き渡されることはありませんでした。
私たちにも「逃れの町」が備えられています。主イエスこそが私たちの「逃れの町」です。私たちはいろいろな場面で人を傷つけてしまうことがあります。その気がなかったのに人の怒りをかってしまうことがあります。その相手が怒るのが誤解に基づくこともあれば、無理もないという場合もあります。また実際、自分の未熟さというよりも、罪深さのゆえに人を傷つけてしまうこともあります。主はそんな私たちが逃げ込むときに、私たちを命を張って守ってくださるのです。