ヨシュア18章

ヨシュアはイスラエルの人々に言った。「あなたがたの先祖の神、主が与えられた地に入り、所有するのをいつまでためらっているのか。(3)

 ヨルダン川の東側でルベン、ガド、マナセの半部族、西側で、ユダ、エフライム、マナセの半部族……すでに五部族の土地が割り当てられました。しかし、まだ土地が割り当てられていない部族が七部族あります。ここで、その地の分割には二つのやり方がありました。領土を広げた上で土地を分割するか、まだ土地の征服は終わっていないけれども、まず土地を分割してしまうかということです。ヨシュアは後者を選択しました。イスラエルの民はなかなか先に進んでいかなかったからです。自分たちの土地がなかったとしても、嗣業の地が与えられるのは神の約束です。イスラエルの民は、ずっと天幕生活をしていて、それが居心地良くなってしまっていたかもしれません。戦いをしなければ土地を得られないのは怖い、不安だ、自分たちは敵にやられてしまうかもしれないと恐れていたかもしれません。いずれにしても、イスラエルの民はずっとためらっていたのです。そこでヨシュアはある意味、彼らの背中を押したのでした。私たちがしなければならないのにずっと先延ばしにしている主の戦いはないでしょうか。