ユダ族の境界が示され、またユダ族に割り当てられた町々の名前のリストが挙げられています。十四章に出て来たカレブもユダ族でしたが、ユダ族は非常に広い地を自分たちのものとすることを許されます。後にユダ族の中からイスラエルの王が出ましたし、また主イエスもユダ族の末裔としてお生まれになりました。神は、ユダ族に大きな期待をしておられたのだと思います。
ここでエルサレムからエブス人を追い出すことはできなかったとされています。追い出せなかった先住民たちは後々、イスラエルの民に多くの災いをもたらすことになります。そして、エルサレムをエブス人の手から奪うのは、ダビデの時代になります。
またこの章にはカレブの娘アクサがオトニエルに嫁ぐとき、お祝いに泉を求めた話が記されています。カレブは喜んで上の泉と下の泉を彼女に与えました。主もまた大胆に求める者に恵みを拒まれることはありません。