ヨシュア14章

今、主があの日約束してくださったこの山地をください。…そこにはアナク人がおり、城壁に囲まれた大きな町が幾つもありますが、主が私と共にいてくださるなら、主が約束してくださったとおり、私が彼らを追い払います。(12)

カレブがヨシュアと共にカデシュ・バルネアから約束の地を探ったのは彼が四十歳の時でした。それから荒れ野を四十年間。そしてその後、約束の地に入っていって数年がたち、カレブは八五歳になっていました。しかしその歳になっても、カレブは四五年前に主が自分に語られた約束を忘れることはありませんでした。ヨシュアやカレブと共に約束の地を探りに行ったのは十二人。その中で主の約束を信じて、荒れ野の四十年間を生かされ約束の地に入ったのはヨシュアとカレブだけでした。
 そして、ここでカレブはヨシュアに近づいて、主が約束された地を与えてほしいと求めます。それは山地であり、背の高いアナク人が住んでおり、また城壁に囲まれた堅固な町々でした。でも、主が共にいてくださったら、その地を得ることができる……カレブの肉体の力だけでなく、彼の信仰も決して弱ってはいませんでした。そしてカレブはその信じたとおりに求めた土地を自分のものにすることができたのです。