イスラエルが五王に打ち勝ち、その後、マケダ、リブナ、ラキシュ、エグロン、ヘブロン、デビルなどの町々を占領していったことを聞いたとき、ハツォルの王ヤビンは各地の王に使いを送り、協力して、共にイスラエルと戦うために進軍してきました。「兵の数は海辺の砂のように多く、馬も戦車も非常に多かった」と聖書は言います。
ヨシュアとイスラエルの民にとってとても大きな危機だったと思います。しかし、この時にも主は、「彼らを恐れてはならない」とヨシュアたちを励ましてくださいました。そしてここで主は、勝利を得ても馬や戦車を自分のものにするのではなく、馬の足の筋を切り、戦車は焼き払うようにとおっしゃいます。人間的に言うならとてももったいない話です。この時代、馬や戦車を多く持っているということが軍事力の大きさを示す指標でもあったからです。しかし神は、イスラエルがご自身ではなく馬や戦車に頼ることのないように警告されたのです。