エリコの次にイスラエルの民が向き合ったのはアイという町でした。アイはエリコに比べてとても小さな町でしたし、偵察をしてきた男たちが二、三千人いれば十分と判断したのも無理もないことだったのでしょう。もちろん、そこにはある種の油断があったのだと思います。ただそれ以上に、問題は、エリコ攻略の戦いにおいて、神がしてはならないと言われていたことをアカンがして、罪を犯したということでした。アカン一人の背き・不従順が、イスラエル全体に敗北とピンチをもたらしたのです。アカンは死ななければなりませんでした。
一人の小さな罪が多くの人を危険にさらし、また神の民を敗北に導いてしまうということがあります。新約聖書の時代に生かされている私たちは、主イエスの贖いにすがり、悔い改めて生きるのですが、同時に、罪を軽く見ることについては気をつけていたいと思います。日々悔い改め、主のあわれみにすがって歩みましょう。