主に従順に従う時に与えられる祝福が語られ、また従わなかった時に臨む災いが語られます。主に従って生きる時に与えられる祝福は、実に徹底しています。その人は町にいても野にいても祝福をいただくことができます。子どもも家畜も、野の産物も祝福され、豊かな食物が備えられます。戦いにも勝利することができます。大事なことは、私たちの神、主の声に聞き従うことです。
続いて、主に従わなかった時の呪いが列挙されます。祝福に関する記述よりも呪いに関する記述の方が長いのは、従って生きるというよりも、主に背く可能性の方が高かったということもあるでしょうし、また、呪いに関する記述は何段階にも分けて語られているということがあります。主に従わなかった時にはこのような災いが臨む。けれども、それは主が罰を加えることを喜んでおられるのではなく、そのような災いの中で、民が悔い改めて主に立ち帰ることを願っておられたのです。