この章では、食物規程と十分の1の規定が繰り返され、ます。食物規定は、冷蔵庫もない時代に、ある特定の免疫を持っていないイスラエル民族が病に倒れてしまうことのないように守るためのものだったでしょう。ですから、特に肉食や雑食の動物について食べることが禁じられています。また世界のある地域で食べられていたとしても、この時代のイスラエルが食べるとお腹を壊すような食材はあったはずです。これらの食物規程も、イスラエルが生きるために主が定められたものです。
十分の一を取り分けてささげるべきことは、神に対して感謝することを教えると共に、レビ人たちや寄留者たち、孤児や寡婦たちに対する愛の配慮を求めるためのものだったでしょう。
そして、このような規定は、それを守ることによって、イスラエルの民が主に選ばれた特別な宝の民であることを指し示すものでもあったのです。