申命記11章

あなたがたが渡って行って所有しようとしている地は、山や谷のある地で、天の雨で潤っている。あなたの神、主が心にかけ、あなたの神、主が、年の初めから年の終わりまで、常に目を注がれている地である。（11～12）

　主はその偉大な御手をもってイスラエルの民をエジプトで奴隷だったところから導き出してくださいました。エジプトが後ろから追ってきた時にも、紅海を分けて海の中に道を作り、イスラエルにはその乾いた道を進ませ、エジプトの軍隊は海の中に呑み込まれました。イスラエルの民は主のなさった大きな御業を見てきました。
　そして、主はイスラエルの民を約束の地カナンに導き入れようとしておられました。そこには山や川があり、天からの雨で潤っています。それ以上に、その地は主がその目を注いでおられる地であり、一年中、毎日、主の恵みにあふれています。主はイスラエルの民がその地に入っていって、そこで主の御旨に従い、豊かな祝福に生きることを願っておられました。
　そして、主は今、私たちにも祝福の中を歩ませようとしておられます。私たちは一年中、主の愛のまなざしの中を生きるのです。