アロン、及び、レビ人の人たちは、主に選ばれ、とても大切な働きを託されていました。それは決して、彼らが優れて、立派な人たちだったからではありませんでした。また主の働きを担うということは大きな責任を伴うことでしたが、それはアロンたちが偉いということではありませんでしたし、アロンとレビ族の人たちが他の民に対して権力を振り回してよいということでもありませんでした。
それはとても重い務めでした。彼らはイスラエルの人々の中にあって土地の割り当てがありませんでした。その意味では祭司や神殿の務めをするレビ人たちは大金持ちになることはできなかったでしょう。しかし、彼らにはそれ以上にすばらしい取り分、相続分が与えられていました。それは主ご自身です。主の務めを担うということ自身が、彼らにとって、この上もない祝福だったのです。