この章の最初の部分には、神へのささげものについてのさらに追加の指示があります。神に動物を焼いてささげるときには、油をまぜた穀物のささげものと、注ぎの供え物としてのぶどう酒を加えなければなりませんでした。それらは主への宥めの香りとしてささげられました。そして、こうしたささげものの規定は、イスラエル人にとっても寄留の他国人にとっても同じように適用されました。
またイスラエルの民はその衣服に青いより糸の房を付けることが求められました。それはその房を見るときに、主の戒めを思い起こすためでした。そのようにしてイスラエルの民は自分たちが、主にとって聖なるものであることを覚えました。私たちは時に、思い起こすことが必要です。悪魔が巧妙に私たちを誘い、欺いて、主の御旨を忘れさせ、主の御心に背かせようとするときにも、自分を愛し、自分を救ってくださった主を思い出すのです。