銀のラッパが2本作られました。このラッパは、いろいろなメッセージを効果的にイスラエルの民に伝えるために用いられました。各部族の頭たちが呼び出される場合、また全会衆が主の前に出る場合、それぞれの天幕をたたんで出立する場合、また戦いにおいて出陣する場合などラッパの吹き方が違い、民に対して的確にメッセージを伝えました。また喜びの日や祝いの日、毎月一日にもラッパが吹き鳴らされました。そのラッパを吹くのは祭司たちの務めでした。祭司は民に対してはっきりとメッセージを伝える責務を負っていたのです。
シナイ山のふもとに導かれ、主の前に出て、律法を与えられ、また幕屋を作ったイスラエルの民でしたが、二年目の第二の月の二十日に主の臨在を示す雲が幕屋から昇ったので、シナイの荒野を出立し、カナンの地への道を進みました。彼らは主に導かれて出発し、主に導かれて道を歩みました。主が彼らと共にいて、彼らの歩みを支えられました。