幕屋が聖別され、祭司たちが聖別されると共に、ここではレビ人たちが神にささげられました。本来は、すべての初子が神にささげられて、神に仕えるべきでした。しかし、全イスラエルの代わりに、レビ人が主に仕え、祭司たちをサポートし、礼拝を支えることになったのでした。ですからイスラエルの人々はレビ人たちの上に手を置いて、彼らを主のものとしてささげたのです。そのようにして、レビ人は主のために聖別されたもの、聖なる主のために用いられるようにと選び分けられたものとなって、幕屋に関わる務めを負うことになります。
レビ人は二五歳から五十歳まで主の幕屋の務めを担いました。しかし、五十歳になったら、直接的な幕屋の務めからは身を引き、サポート役に徹しました。今よりもずっと寿命が短かったということもあったでしょう。けれども、それと共に、後継者を育て、後に続く人々を支えるということは、幕屋に務めるレビ人たちに託された大切な仕事だったのです。