レビ記12章

男児あるいは女児のための清めの期間が満ちたなら、彼女は焼き尽くすいけにえとして一歳の雄の小羊、そして清めのいけにえとして若い家鳩か山鳩一羽を・・・祭司のもとに携えて行かなければならない。(6)

 出産に関わる規定が記されています。女性が出産した時には七日間汚れを負いました。男の子の場合には八日目に割礼を受けます。そしてその後三三日間家にとどまることが求められていました。女の子を生んだときには六六日間です。
 その後、出産した女性は幕屋に行って、ささげものをささげました。焼き尽くすいけにえとしての小羊と、きよめのいけにえとしての鳩です。貧しくて小羊に手が届かないときには、焼き尽くすいけにえも小羊ではなく鳩で代えることができました。イエスさまがお生まれになった時にも、鳩がささげられたことが記されています。ヨセフとマリヤは決して裕福な人たちではなかったのです。
 これらの規定は、出産が神の前にとても大切なことであることを表すと共に、出産後の女性がきちんと休むことができるようにという神の知恵でもあったと考えられます。