さてここで大変なことが起きました。アロンと共に任職の儀式に参加していた息子たち、ナダブ、アビフ、エレアザル、イタマルでしたが、そのナダブとアビフが主に打たれ、主の前から出た火によって焼かれて死んでしまったのです。彼らは主に裁かれ、主の怒りの下に置かれて死んでしまいました。「命じられていない規定以外の火」(異火)というのが具体的に何であったかは分かりません。ただこれは単に手順を間違えてしまったというようなことではなかったのでしょう。彼らは自分のやり方で、自分の思うものをささげようとして、主に打たれてしまいました。このことはアロンや残された子どもたち、また、そのことを知ったイスラエルの民に深い恐れをもたらしたことでしょう。任職のプロセスの中にいたアロンと残された子どもたちは、ナダブとアビフに触れたり、悲しみに浸ることも許されませんでした。神を恐れることの大切さを思います。