レビ記6章

祭壇の火は常に燃やし続け、消してはならない。(6)

 ここには、各種のささげものをささげる時に祭司が覚えておくべきことがらについて指示が記されています。焼きつくすいけにえについては全部を燃やして灰にしなければりませんでした。そのささげものは煙となって主の御前に立ち上るのです。そして途中で火が消えることのないように薪を足しながら、これを燃やしていきました。焼きつくすいけにえを祭壇の上に載せたり、下ろしたりしてはなりませんでした。
 穀物のささげものについてはその中から一握りを焼き、残りは種なしパンを作り、祭司たちがそれを食べることができました。それは祭司への報酬となりました。
 清めのいけにえについては、脂の部分を焼いてささげた上、残りの肉は血を抜くために煮てから祭司たちに与えられました。
 私たちが神に近づくときには献身や奉仕や悔い改めが求められます。その場合には、自分勝手な思いではなく、神が定められた方法を守ることが求められていました。そして実はこれらの旧約聖書の諸規定は主イエスを指し示しています。私たちは主イエスの十字架のささげものによって罪赦され、神に近づくことを許されるのです。