この章には「会食のいけにえ」が取り上げられています。「会食のいけにえ」は、口語訳では「酬恩祭」、新改訳2017では「交わりのいけにえ」、新改訳第3版では「和解のいけにえ」と訳されています。この「会食のいけにえ」は、神の恵みに感謝してささげるそなえものでした。そこでささげられるものは、傷のないものでなければなりませんでした。神の前にささげる時には、最善のものであるべきであり、欠けのある動物を自分はいらないからとささげることは許されていません。
このいけにえをささげる場合には、基本的に動物の脂の部分を焼いてささげます。そして残りは、血を抜いた後に、ささげた人が家族や友人たちなどと共に食べました。共にそれを食べて、主の恵みを一緒に喜んだのです。私たちは主から多くの恵みをいただいています。教会でも感謝献金をささげる習慣がありますが、同時に、主から恵みをいただいた時に、自分で独り占めしないで、共に喜ぶために用いることができるといいですね。