幕屋のためのすべての造作が終わりました。木や金属、布など、いろいろな素材が用いられて、幕屋と、礼拝のために用いられるすべての家具や祭具が用意されました。また、祭司のための特別な衣装も用意されました。礼拝のために用いるよい香りのする香も整えられました。すべて、主がモーセに命じられた通りでした。
幕屋は、主がどのようなお方であり、その聖なる主をどのように礼拝するのかをイスラエルの民に示すものでした。そして、この幕屋での礼拝は、まさに天における神の御座の前での礼拝を本体とする型でもありました。
この幕屋は、まさに主ご自身がイスラエルの民の真ん中にいてくださることのしるしでした。そして文字通り、主はイスラエルの民と共にいてくださったのです。今の時代には、モーセの時代のような幕屋はありません。しかし、幕屋に示された主の聖だとか、その御臨在は今も私たちの中に同じように真実です。