主はイスラエルの民のただ中に住むお方としてご自身を表しておられました。ただ同時に、主は聖なるお方、本来は私たちが触れることができないお方です。その聖なるお方に近づいて主を礼拝するために、幕屋を作ること、またあかしの箱や祭壇などを作ることが命じられ、その細かい指示がモーセに与えられました。
それと共に、主はイスラエルの民が主に近づき、主の前に生きるために、その礼拝をつかさどる者としてアロンとその子たちを立てて、祭司の務めを与えられました。「聖別」とは、神さまがある人やものを、ご自身の特別な御目的のために、他のものと区別し、取り分け、立てられることを言います。アロンとその子たちのために、特別な衣服が作られ、またアロンの額には純金の額当てが作られました。その額当てには「主に聖なる者」と彫られていました。アロンは主に選び別たれた聖なる者として、主の前に立って仕えたのです。