モーセは山に登り、そこで十戒を受け取り、また主の戒めを与えられました。モーセは主の言葉をもって山を降り、主が語られた全ての言葉を民に語りました。民は皆、声を合わせて「主が語られた言葉をすべて行います」と答えたのでした。
彼らがそのように主の言葉に応答したとき、モーセは主へのいけにえの血をとり、半分は祭壇に打ちかけ、もう半分は、民の告白に基づいて民に振りかけました。そこでは動物の血が用いられ、「契約の血」と言われました。それはまさにこの契約が成立するために、血が流された、それほど真剣ないのちのかかった契約なのだということを指し示しています。
新約聖書においては、主イエスを信じることによって救われるという新しい契約が結ばれるために、主イエスは契約の血として、ご自身の血潮を十字架の上で流してくださったのです。