モーセのところにしゅうとのエトロがやって来ます。しばらく実家に戻っていたモーセの妻と子どもたちも一緒です。モーセはエトロに主がイスラエルの民のためにしてくださったことを証ししました。そしてエトロも心からそのことを喜びました。モーセにとってもどんなにうれしい時だったことでしょうか。主がしてくださったことを証しし合う仲間がいるのは本当に感謝なことです。
さてエトロはモーセのしていることを見て、モーセに懸念を伝え、アドバイスをします。それはモーセが基本的に一人で、民に向き合い、民の相談を聞き、指示を与えていたからです。エトロはこのままではモーセも民も疲れ切ってしまうと心配し、十人隊の長、百人隊の長、千人隊の長を立てるようにと進言しました。モーセはエトロのアドバイスを受け入れます。モーセがひとりで重荷を負うのではなく、モーセを支える信頼できる器を立て、働きをゆだねていったのです。