主が最初にエジプトに下された災いはナイル川の水が血になるというものでした。エジプトにとって、まさに命の源であるナイル川が打たれたのです。
次の災いは蛙の災いです。エジプトでは蛙は多産をもたらす神聖な動物として崇められていました。魔術師たちも同じようなことをして見せますが、ファラオはここで音(ね)を上げ、モーセに助けを求めます。しかし蛙がいなくなるとファラオは心をかたくなにします。
三つ目の災いではモーセは地の塵を打ってぶよを出しました。魔術師たちにはもうそのことはできませんでした。彼らは神の指をそこに見たのでした。いのちを生じさせることはまことの神にしかできないことです。
第四の災いはあぶの災いでした。そしてこの災いから特徴的なことは、イスラエルの居住地と他の地が区別されたということです。イスラエルの民の住む地には災いが臨みませんでした。神はイスラエルの民を贖い、救ってくださったのです。