創世記25章

彼女は不妊であったので、イサクは妻のために主に祈った。主はその祈りを聞き入れられ、妻リベカは身ごもった。(21)

 イサクはリベカと結婚しました。しかし、リベカにはなかなか子どもが生まれませんでした。イサクはアブラハムにただひとり与えられた約束の子です。もしイサクに子が生まれなかったら、神がアブラハムにされた約束はどうなってしまうでしょうか。イサクは妻のために主に祈ります。妻のために、夫のために、子どものために、親のために、または身近な誰かのために主に祈ることは私たちに与えられている大切な責任です。そして主はイサクの祈りを聞き入れ、双子を与えてくださいました。もちろん、主はアブラハムとの約束がありますから遅かれ早かれ、子を与えようとしておられたでしょう。しかし、同時に、主はイサクの祈りを待っておられたのです。
 双子がまだリベカの胎内にいたとき、主はリベカに、祝福を受け継ぐのは弟だと語っておられました。このようにして生まれたエサウとヤコブでしたが、兄エサウは神の祝福だとか、自分が長子であるとかいうことにはおよそ無頓着でした。