創世記21章

サラは言った。「神は私を笑わせてくださいました。このことを聞く人は皆、私を笑うでしょう。」(6)

 アブラハムたちのところに三人のお客さんが訪ねてきてからちょうど1年後、アブラハムとサラに待望の男の子が与えられました。アブラハムたちが男の子が与えられるという知らせを聞いたとき、アブラハムは笑いました。またサラも笑いました。それは人間的にはあり得ない話だったからです。すでにアブラハムは九九歳、ザラも八九歳でした。この時代の年齢と状況は今と違っていたかもしれません。しかし、それにしても子どもができる可能性はゼロでした。
 しかし、神が語られた通りに彼らに子どもができたのです。彼らはその子にイサクという名をつけました。「笑う」という言葉から来た名前です。彼らは不信仰のゆえに笑いました。しかし、神の約束の成就を文字通り体験して、彼らは笑わずにはいられませんでした。それはとても大きな喜びでした。同時に、神は本当にユーモアがあって愉快なことをしてくださる・・・彼らはそのように思わずにはいられなかったのでしょう。