創世記7章

ノアは主が命じられたとおりにすべてを行った。(5)

 神がノアに命じられたのは大きな箱舟を作るということでした。1アンマは約45センチとされていますので、この箱舟は長さ135メートル、幅23メートル、高さ14メートルほどということになります。高さはほぼ、五階建てのアパートほど、長さはサッカー場よりも長く、幅はサッカー場の横幅の三分の1ほどです。労力としても、費用としてもとんでもないものがかかったことでしょう。ノアとその家族は大きな犠牲を払ってその箱舟を作り、そして神に命じられたように、動物たちを箱舟に入れ、また、まだ雨が降る前に自分たちも箱舟に入りました。
 ノアのしていることを見ていた人たちはノアとその家族を嘲笑したことでしょう。しかし、彼らが箱舟に入った時、戸が閉められ、雨が降り出しました。そして、地に住む人たちがことの重大さに気づいた時にはもう遅かったのです。このノアの洪水の出来事を、主イエスはご自身の再臨の時のことに重ねて語られました。その日が来てからでは遅いのです。いつ主がおいでになってもお迎えできるように備えていたいと思います。