さて獣に支配されているようにした見えなかった世界の霧が晴れるようにして見えてきたのはシオンの山に小羊なる主イエスと、小羊に名を額に記された者たちが立っている状景でした。シオンの山とは、エルサレムを指すのですが、地上のエルサレムと言うよりは、天のエルサレム、または、神の支配を象徴的に表したものと言えるでしょう。彼らは小羊なる主イエスの前で新しい歌を歌います。彼らは小羊によってあがなわれた者たち、その血によってあがなわれ、罪と汚れを洗っていただいた純潔な者たちです。彼らが「女にふれたことがない」「純潔」というのは文字通り未婚の者たちと言うより、ただキリストだけを愛して生きる者たちということを意味しているのでしょう。
彼らは小羊の行く所へは、どこへでもついていきます。神は私たちにその道のすべてを教えてはくださらないかもしれません。しかし、主に信頼して、愛する主と共にいることを何よりの喜びとしてついていくのです。