ヨハネ黙示録12:1~6

女は男の子を産んだが、彼は鉄のつえをもってすべての国民を治めるべき者である。この子は、神のみもとに、その御座のところに、引き上げられた。(5)

 ヨハネはここで天に一つのしるしが現れるのを見ました。太陽を着て、その足の下に月を踏み、十二の星の冠をかぶっている女はイスラエルを表しています。そしてイスラエル民族の家系の中に、主イエスは生まれてくださいました。その女は男の子を産むために大きな苦しみの中に置かれます。それはまさにキリストが人となってお生まれになるに際して、イスラエルが民族としてもとても大きな苦難の中に置かれていたことを指し示しています。その上、彼女が子どもを産んだら、すぐに食い尽くしてやろうと龍が待ち構えていました。実際、主イエスは赤ちゃんの時から命をねらわれていましたし、サタンは何とか、主イエスの息の根を止めてしまおうとたくらみました。しかし、主イエスは神が定められた通りのことをすべて成し遂げて天に引き上げられたのでした。女は逃げていきますが、神は場所を用意し、彼女を養ってくださったのでした。